現在のイギリスの首都、ロンドンは、ローマ時代、ローマ帝国が支配する領域に入っていました。その頃から、ロンドンは、北ヨーロッパの、商業の中心地の一つでした。そのロンドンの中心部で、最近、テムズ川のそばの古い石の建物を壊したとき、壁の下から、ローマ時代に書かれたメモ書きが、多数、発見されました。ラテン語で書かれたメモには、いつ、どこから、どのような荷物が運び込まれたかが、書かれていました。

このメモ書きは、木片に、木を焼いた炭で書かれていました。書いたのは、ローマ人だったのかもしれませんし、現地の人だったかもしれません。似たようなメモ書きは、日本の飛鳥時代の遺跡などからも発見されています。日本でも、メモは、漢語で書かれていました。